まったくの初心者が株式投資を始めて1ヶ月が経ちました。
まだそこまで大きな額は入れずにとりあえず慣れようという気持ちでやってきて、
小さいながらも得したり、大きく損したりといった経験がありました。
簡単に所感などをまとめたいと思います。
パソコン1台、スマホ1台でできる
たまにテレビに出てくるデイトレーダーの方が4〜6枚のディスプレイの前に座って取引される姿を見たことがあると思います。
そういう姿が印象に残って株式投資はとっつきにくいなと思うかもしれませんが大丈夫です!
パソコン1台、なんならスマホ1台でも十分に取引できます。
SBI証券、楽天証券などのネット証券が、パソコン/スマホそれぞれに対して使いやすいサイト/アプリを用意してくれています。
私もまだすべての機能を使い切れてはいませんが、取引に必要な操作はすぐに覚えられました。
利益確定後に値上がりすると損した気分になる
買った株の値段が上がって、買った時より高い値段で売れる(利益確定)と純粋にうれしいです。
ただその株の値段がその後も更に上がっていくと、実際には損はしていないのに「もっと利益がだせたはずのあのになー」と損をした気分になってしまいます。
いらすとやさんの絵で言うと左端で買って、中央付近で売れた場合は写真の人のような気分ですが、その後更に値段が伸びて下の人になります。
この度になぜもっと伸びたのかということを分析し、経験を積んでいけばもう少し売るタイミングがよくなるのかもしれません。
しかし、初心者にはそんなことわからないので、売った後の値上がりを何度か経験すると、「今売れば利益になるけど、もう少し持ってみよう」と思ってしまいます。
それを経て長く保有してみると損をする
「今売れば利益になるけど、今までこのタイミングで売ってより大きな利益を逃したから、今回はもう少し持ってみよう」
特に根拠もない経験でこれをやってしまうとこうなります。
保有株の値が下がり始めても根拠なくまた上がるんじゃ無いかと思う
買った時の値段(買値)より上がって利益が出ている時は、少ない額でも早く売って利益確定させたくなります。
一方で買値より値段が下がっている時には、売ると損が確定しまうので、そのうち上がるだろうと思って下がり続けていても売らずに持ち続けたくなります。
『自分に有利な場面ではリスクを避けて、自分に不利な場面ではリスクを取ることを好む』というのが人間の心理の本質で、これは実験でも明らかにされています。(プロスペクト理論)
質問A あなたの目の前に100万円あります。次の選択肢のうちどちらを選びますか?
- 何もせずに100万円をそのままもらう
- じゃんけんに勝ったら200万円を貰えるが、負けた場合何も貰えない
質問B あなたは100万円の借金を背負っています。次の選択肢のうちどちらを選びますか?
- じゃんけんをせずに、100万円の借金を背負う
- じゃんけんに勝ったら借金はチャラになるが、負けた場合借金は200万円になる
どちらの選択肢を選んでも、期待値はAでは100万円、Bでは-100万円です。
しかし、Aでは1を選ぶ人が多い一方で、Bでは2を選ぶ人が多いことが実験で証明されています。
こういった人間の行動の本質を理解しながら、厳格なルールを持って冷静に運用しないといけないですね。
まとめ
始めて1ヶ月ですとまだまだ勉強できていませんし、経験も足りません。
その中で取引していく上ではどこまで損を許容するのかを明確に決めておくのが大切だと感じています。
小さな損で済ませたいのであれば細かく利益確定をして、買値より少しでも下がれば売却(損切り)をする。
大きな損もある程度許容できるなら、小さな利益が出てもその後の伸びを期待して持ち続けてみる。
いずれにしても、買う前から売った後まで長期的に値動きを分析して、自分なりに値動きの理由付けができるように勉強していくことが大事だなと実感しました。
コメント